園長通信

園長通信

持子保育の構築に向けて その①

2025年8月28日

【持子保育の構築にむけて その①】

今年度から、園では新しい取り組みとして「表現(造形・音楽)あそび」を導入いたしました。私たちがこの活動を始めたのは、園の理念である「心と体の調和を大切にし、一人ひとりの個性を伸ばす保育」をさらに具体的なかたちで実践していくためです。子どもたちが安心して自己表現を楽しみ、自分らしく輝ける場を広げていくことを目的としています。

講師は長谷川衣里(はせがわえり)先生です。長谷川先生は、表現教育の専門家であり、子どもたちの小さな気づきや「やってみたい」という気持ちを丁寧に受け止めながら活動を進めて下さっています。

造形あそびでは、紙や布、粘土、木の実や葉っぱなど、さまざまな素材に触れる体験から活動が始まります。子どもたちは、色や形、手触りの違いを感じ取りながら「この素材で何ができるかな?」「こうやって組み合わせたら面白い!」と、自分なりの工夫を膨らませていきます。

そこでは、完成度の高い作品を目指すのではなく、素材に触れながら発見する喜びや、自分の思いを形にしていく過程そのものが大切にされています。壁いっぱいにテープを貼って道をつくったり、友だちと協力して大きな作品に仕上げたりする姿からは、想像力や協調性の芽生えが見て取れます。造形あそびは、子どもたちにとって「表現することは楽しい!」と感じられる時間となっています。

音楽あそびでは、リズムに合わせて体を動かしたり、太鼓や鈴・カスタネットなどの小楽器を自由に鳴らしたりします。太鼓を囲んで「どんな音が出るかな?」と耳を澄ませる子、友だちと一緒にリズムを刻みながら自然に笑顔があふれる子など、その表情はとても生き生きしています。

音楽あそびでは「正しく演奏すること」や「上手にできること」が目的ではありません。むしろ「自分の音を出す喜び」や「友だちと一緒に音を合わせる心地よさ」を大切にしています。音の響きを感じながら体を大きく動かす中で、子どもたちは心も体も解放され、仲間と共に表現する楽しさを実感しているのです。この「表現あそび」の導入によって、子どもたちの中にある「やってみたい」という意欲がますます引き出されています。大人から見れば単なる落書きや音あそびに見えることもありますが、そこには子どもたちの真剣な思いや新しい発見が込められています。表現あそびは、子どもたちが自分の考えや感情を安心して表に出し、他者と共有するための大切な機会です。それは自己肯定感を高め、「自分の思いを伝えてもいいんだ」という自信につながっていきます。

私たちの園が目指しているのは、「遊びの中で未来をつくる」ことです。遊びの時間は、子どもたちが自ら考え、試し、工夫する中で、多くの学びを得る場です。表現あそびは、まさにその理念を体現する活動です。素材を手に取って形にしたり、音を奏でて仲間と響き合ったりする中で、子どもたちは「心と体の調和」を感じながら成長していきます。

今後も私たちは、子どもたち一人ひとりが安心して自分を表現できる環境を整え、仲間とともに育ち合う場を大切にしていきます。保護者の皆さまには、子どもたちが園で体験したことをご家庭でも一緒に話題にしていただき、その思いや気づきに耳を傾けて頂ければ幸いです。子どもたちのちいさな「できた!」が積み重なり、大きな自信や未来への力につながっていくことを願っております。

入園のご案内

持子保育園への入園のご案内です。
楽しい園生活の様子をご覧ください。見学も随時、受け付けております。

詳しい情報

アクセスマップ
〒651-2131 兵庫県神戸市西区持子3丁目114
駐車場マップ
12台駐車可能。持子保育園より300m