園長通信

園長通信

もうすぐ運動会

2026年10月19日

2026.10

園長 原田 健次

いよいよ運動会が近づいてきました。園庭では、友達と一緒に走ったり、力を合わせたり、時には思い通りにならず悔しがったりする子どもたちの姿が見られます。

持子保育園では、運動会を単なる一日の行事ではなく、日々の保育の積み重ねを感じていただく機会と考えています。

運動会というと、上手にできたか、勝ったか負けたか、みんなと同じようにできたか、といったことに目が向きがちです。

しかし、私たちが大切にしているのは、その結果に至るまでに子どもたちが何を感じ、何を考え、どのような経験をしてきたかということです。

【「やってみたい」から「どうしたらできるかな」へ】

子どもたちは、興味を持ったことに「やってみたい」という気持ちから関わり始めます。そして、実際にやってみると、思い通りにならないことにも出会います。

「どうしたらできるかな」

「こうしてみたらどうだろう」

「もう一回やってみよう」

自分で考え、友達と相談し、試してみる。そして、うまくいかなければ、また考える。

私たちは、このような経験の積み重ねが、子どもたちの主体性を育むと考えています。

大人が用意した答えに子どもたちを導くのではなく、子ども自身が問題に気づき、自分たちなりの方法を見つけていく。

運動会に向けた活動も、そのような学びの機会であってほしいと願っています。

【年齢によって異なる育ちの姿】

3歳児の子どもたちは、まず体を動かすことの楽しさを十分に味わう時期です。友達と一緒に走ることや、音楽に合わせて体を動かすことを楽しみます。まだ勝ち負けよりも、自分が走れたこと、やってみたことに満足する姿も多く見られます。

4歳児になると、友達への関心が高まり、競争の中で勝ち負けを意識するようになります。

勝ってうれしい、負けて悔しい。そんな気持ちを経験することも大切な育ちです。 悔しいからもう一度挑戦したい。どうすれば勝てるだろう。友達と力を合わせたらできるかもしれない。 こうした思いが、次の挑戦につながっていきます。

そして5歳児になると、自分の思いだけでなく、友達の考えにも耳を傾けながら、共通の目標に向かって取り組む姿が育ってきます。

時には意見がぶつかることもあります。

しかし、友達と考えを出し合い、折り合いをつけながら、一つのことをやり遂げる経験には大きな意味があります。

運動会は、こうした年齢ごとの育ちの違いを感じていただける機会でもあります。

【うまくいかないことにも意味がある】

私たち大人は、つい子どもたちに成功してほしい、上手にできるようになってほしいと願います。もちろん、できなかったことができるようになる喜びは大切です。

しかし、それと同じくらい、うまくいかなかったときにど うするかという経験も大切にしたいと考えています。

失敗したからこそ考えることがあります。

負けたからこそ気づくことがあります。

友達と思いが違ったからこそ、相手の気持ちを知ることがあります。

大人が先回りして失敗を防いだり、すぐに答えを教えたりするのではなく、子どもたちが 自分で考え、もう一度挑戦できるように支えていくことが、私たち保育者の役割だと考え ています。

【子どもたちの「今」を見てください】

運動会当日、子どもたちはさまざまな姿を見せてくれることでしょう。

張り切って取り組む子もいれば、大勢の人を前に緊張してしまう子もいるかもしれません。

いつもできていることが、当日はできないこともあるでしょう。

しかし、それも含めて、その子の今の姿です。

運動会を成功させるために子どもたちがいるのではなく、子どもたちの育ちのために運動会がある。

私たちは、そのことを忘れずにいたいと思います。

どうか当日は、できたことや勝ち負けだけでなく、一生懸命に考える姿、友達と力を合わせる姿、失敗してももう一度挑戦しようとする姿にも目を向けてください。そして、子どもたち一人ひとりの成長を、私たちと一緒に喜び合っていただければ幸いです。

入園のご案内

持子保育園への入園のご案内です。
楽しい園生活の様子をご覧ください。見学も随時、受け付けております。

詳しい情報

アクセスマップ
〒651-2131 兵庫県神戸市西区持子3丁目114
駐車場マップ
12台駐車可能。持子保育園より300m